女40歳、お嫁にもらってもらいます！

西田ではなく、主任が私に問いかけた。

「あっ…。」

私が声を詰まらせると、そこへ小島くんが次のお皿を持って戻って来た。

「お話は一旦中断しましょう。まずは俺の料理を食べてから。」

小島くんはみんなを見渡した後、西田に笑いかけた。

「それでいいでしょう？美佐さん。」

西田は根負けしたように、小島くんに肩をすくめた。

「さっ、お腹を満たしてからでも、話は出来ますね！」

西田は前に並べられた料理に視線を移した。

そこには私の想像を裏切った料理が並べられていた。

ご飯、味噌汁、肉じゃが、きんぴらごぼう、ほうれん草のお浸し、煮魚まで…。

「小島くん、凄いのね。」

何となく、揚げ物とかパスタとかそういうものが並ぶのではないかと思っていたのだ。