女40歳、お嫁にもらってもらいます!
でも…。

40歳は変な所で、慎重なはずなのに。

「分からない…。」

私はそうつぶやいていた。

家に着いたところでラインの着信。

「晃太朗?」

私は慌ててスマホを覗いた。

お願い…、私に何か言葉をちょうだい…。

-すいません。今は時間を下さい。-

晃太朗のラインは何だか虚しく感じた。

私は反射的に晃太朗に電話をかけていた。

しかし…、晃太朗は出てくれないようだ。

私は仕方なくスマホをテーブルに置いた。

仕方ないよね…、今までの私のこんなふらふらとした言動では、何も晃太朗に伝わっていない、きっと。

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