女40歳、お嫁にもらってもらいます!
23
「おはようございます。」

私は知らない部屋で目を覚ました。

とにかく目が腫れている事だけは実感した。

私はあのまま‥、主任の胸で泣き疲れてしまって失神してしまったようだ。

我に返ると、私に腕枕をして私の顔を覗き込む主任に気が付いた。

「うわっ。」

思わず大きな声を出してしまった。

「郁美さん、分かっています?いくら胸を貸すと言っても、そのまま気を失ってしまうと、俺はどうもする事も出来ません。」

「…ごめんなさい…。」

そう言った私の言葉を遮るように、主任は優しく私に口づけした。

「早川くん!」

私は思わず叫んだ。

「ははは、さすがにこれは許してもらえないか。でもお礼ぐらいは貰ってもバチは当たらないですよね。」

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