女40歳、お嫁にもらってもらいます!
若くて、きれいというより愛らしいという感じ。

誰だったかな…。

「係長。」

「うわっ。」

私は不意に声をかけられて、びっくりした。

「大人のサボりも素敵ですね。」

そんな嫌味を言うのは、西田に決まっている。

「話し合いは終わったの?」

私の前に座った西田は私と同じコーヒーを注文する。

「私が関わっている所は少しだったので。3人はまだ話を続けていると思います。」

一瞬西田は笑顔を作ったが、すぐに怖い顔をする。

「…どう見ても無理していますよね。きっと気が付かないのは大野ぐらいですよ。」

西田の口から出て来たその名前についどきりとする。

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