女40歳、お嫁にもらってもらいます!
ホテルに泊まるのも予想外の出費だなと思っていたんだけど…。

「西田、やっぱり泊めてよ。」

「もちろんです。でも…。」

「ん?そっちが誘って来たんでしょう?」

「まあ、いいや。とりあえず家に行きましょう。何なら明日の服も貸してあげますよ。」

そんな風に笑う西田に、私はちょっとホッとする。

そして二人で並んで歩き出す。

「係長、本当に大野と寝ちゃったんですか?」

その質問から来ましたか、さすが西田。

「うん、そういう事だね。」

私は西田に請われるまま、昨日までの事を話し出す。

「人生最大のモテ期到来ですね。」

西田の目が興奮でウルウルしている。

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