女40歳、お嫁にもらってもらいます!
「えっと…、私と小島くんは…。」

そう西田が口を開いた時だった。

「それはプロジェクトが終わってからでいいじゃないですか。」

大野くんが西田に笑いかけた。

「今はこのプロジェクトの為にグループとしての結束が大事なんですから。ねっ、係長。」

大野くんが屈託のない笑顔を私に向けた。

その様子に思わずドキリとしてしまった私。

「そうね。」

すると主任はニヤリと笑った。

「係長には報告済みってところかな、西田さん。」

西田はこっくりとうなずいた。

その表情は、これ以上は勘弁してほしいと言わんばかりだ。

「部長、主任、大野さん。係長について、きちんと決着がついたら、俺達にも報告をお願いしますね。」

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