女40歳、お嫁にもらってもらいます!
そして主任は私に笑いかけた。

「こういう声掛けが絶妙なんです、係長は。これはもしかすると女性上司のすごく素敵な点なのかもしれない。」

私はその言葉にゆっくり微笑んでうなずいてみる。

「嬉しい言葉をありがとう、主任。そういう事で、西田、片づけをお願い出来るわね。」

西田がにっこり笑う。

その様子に小島くんの方がホッとした様な表情を見せた。

そしてそれぞれが自分のデスクへ戻る。

「係長。」

書類を手にやって来たのは大野くん。

「これなんですけど…。」

「ん?」

ちゃんとした仕事の質問の後だった。

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