神様のような貴方の箱庭に、死ぬまで二人きりで。
あとがき。
どうも、咲花絵です。
この物語は初の短編で、来栖お題企画のものです。
これは好きだからこそ突き放そうとする先輩と、好きだからこそ身も心も捧げようとする後輩の話です。
心が壊れた先輩と、その心を直す術がないというならせめて永遠を誓おうとする後輩。
――自由が訪れないのを承知の上で、二人は幸せをめざします。
この物語は自由が無いなら自由がないなりの幸せを目指してもいいのではないかという考えからきたものです。
虐待もいじめも解決すれば全ていい訳ではありません。された側が納得しないならなおさら。
解決できないならどうするか。どうするのが最善か、それはされた側にしか分からないので、こんな結末もありなのではないかと思い、作らせていただきました。
ここまで読んで下さり、ありがとうございますした。
短編小説を書くのは初めてなので不出来だったかとは思いますが、楽しんでいただけたのなら幸いです。ありがとうございました。
咲花絵 ユーキ