【短】恋の妖精に願い事

ありがとう

消えかかってる。

「ごめん、宮下くんまた明日話そうね。じゃぁね・・・。」

『あっうん!まっまたな☆』



『美嘉ちゃんよかったね♪僕うれしいよ。』

うん。カナトのおかげだよ。

『僕、美嘉ちゃん大好き!』

私もカナト大好き!

『美嘉ちゃん、短い間だったけど幸せだったよ。楽しかったね。』

私も幸せで楽しかったよ。

『美嘉ちゃん今までありがとう。』

カナトと会えなくなるなんて嫌だよ!!

「私こそありがとう!カナトにたくさんの幸せをもらったよ。・・・でもカナトと離れるなんて嫌だよォ!!」

私の瞳からたくさんの涙があふれ出した。

『僕だって嫌だよォ!美嘉ちゃんよずっと一緒にいたいよォ!』

2人で泣いた。

たくさん泣いた。

カナト、言ってくれたよね。

『泣きたいときにはたくさん泣いていいんだよ。その分、いつかたくさん笑えば大丈夫だよ。』ってね。

私、その言葉忘れないよ。

私達、今日泣いた分だけたくさん笑おうね。

約束だよ。




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