指切り
「ハァ、やっと家だよーじゃまた明日ねー!」
そう言いながら
自分の家に入っていく
咲希。
あたしの家は
斜め向かいにある。
自分も小走りで
住宅街の明かりに
照らされた道を走る。
斜めに走ればいいだけ
だから直ぐに着く。
鍵を差し込むと
不愉快な音が出る…。
静かに扉を開けるー…
「ただいまー」
あたしがそう言うと
真っ暗な玄関から
大きい足音と
小さい足音が
聞こえてくるー…。
「お姉ちゃんお帰り…!!」
そう言ってー…
あたしを迎えて
くれたのは
弟の暁(アキ)と
愛犬のルイ。
「また玄関の電気点けてないなー!!」
「だってー面倒なんだもん!!」
暁が玄関の電気を
点けたのは週何回だろう
「母さんは??」
リビングの電気も
点けながらそう言う。
「今日は忙しいから帰れないんだってさぁ」
そう言った暁の顔は
なんだか…
寂しそうに見えたー…
そう言いながら
自分の家に入っていく
咲希。
あたしの家は
斜め向かいにある。
自分も小走りで
住宅街の明かりに
照らされた道を走る。
斜めに走ればいいだけ
だから直ぐに着く。
鍵を差し込むと
不愉快な音が出る…。
静かに扉を開けるー…
「ただいまー」
あたしがそう言うと
真っ暗な玄関から
大きい足音と
小さい足音が
聞こえてくるー…。
「お姉ちゃんお帰り…!!」
そう言ってー…
あたしを迎えて
くれたのは
弟の暁(アキ)と
愛犬のルイ。
「また玄関の電気点けてないなー!!」
「だってー面倒なんだもん!!」
暁が玄関の電気を
点けたのは週何回だろう
「母さんは??」
リビングの電気も
点けながらそう言う。
「今日は忙しいから帰れないんだってさぁ」
そう言った暁の顔は
なんだか…
寂しそうに見えたー…