人生の続きを聖女として始めます
「ううっ……なんていい話なんでしょう……もう泣かずにはいられませんっ!」
リブラはガブリエラの肩に突っ伏して泣き、迷惑そうな彼女に首根っこを掴まれ、そのままヴィスに預けられた。
「真実を知って驚きましたが、これも予言者ラシャークのお導きですねぇ……」
と、リブラはめげずに話続けた。
それにバロンスが話を被せる。
「リブラ。そなたの百日祈願が効いたのだよ。命懸けであったであろうに……よくぞ聖女様を召喚してくれた。それも、一番望むべき方を!」
「いっ、いえ。そんな……私など……バロンス様の足元にも……」
「謙遜するな。きっと私には出来なかったろう。人にはやるべきことが常に定まっていて、それに相応しい役がある。そなたは選ばれていたのだ」
バロンスに言われ、リブラは感極まって更に激しく泣いた。
肩をぷるぷると震わせて、大きな目を真っ赤にはらすその姿は、もうウサギ。
しかも、ローブがクリーム色だから、余計にウサギ度が上がっている。
そんなリブラの肩をポンポンと叩き、バロンスは優しく微笑んだ。
リブラはガブリエラの肩に突っ伏して泣き、迷惑そうな彼女に首根っこを掴まれ、そのままヴィスに預けられた。
「真実を知って驚きましたが、これも予言者ラシャークのお導きですねぇ……」
と、リブラはめげずに話続けた。
それにバロンスが話を被せる。
「リブラ。そなたの百日祈願が効いたのだよ。命懸けであったであろうに……よくぞ聖女様を召喚してくれた。それも、一番望むべき方を!」
「いっ、いえ。そんな……私など……バロンス様の足元にも……」
「謙遜するな。きっと私には出来なかったろう。人にはやるべきことが常に定まっていて、それに相応しい役がある。そなたは選ばれていたのだ」
バロンスに言われ、リブラは感極まって更に激しく泣いた。
肩をぷるぷると震わせて、大きな目を真っ赤にはらすその姿は、もうウサギ。
しかも、ローブがクリーム色だから、余計にウサギ度が上がっている。
そんなリブラの肩をポンポンと叩き、バロンスは優しく微笑んだ。