人生の続きを聖女として始めます
「もう行くよ!ほら、早くっ!」
ゆったりと歩みを進めるレグルスを待って扉を開けると、いきなりリブラとロシュが突っ込んで来た。
彼らは頭からレグルスの胸目掛けて突撃したけど、ヒラリと避けられてしまいそのまま床に倒れ込む。
執務室でバロンス達が冷ややかな目をしているのを見て、2人が何をしていたのかは容易に想像出来た。
「盗み聞きはダメですよ!」
私は床に縺れるように倒れ込んだ2人に怒鳴った。
「ち、違います!わ、私は止めようとしたんです!ですが、ロシュ将軍がー!」
「はぁ!?ノリノリで聞いてたじゃないか!!」
目の前でウサギ(リブラ)とクマ(ロシュ)のバトルが始まった。
どう見てもクマの方が強そうだけど、策士タイプのウサギの知力も侮れない。
わくわくしながら見つめていると、すっと背後に立ったレグルスに首を捕まれズルズルと執務室へと連行される。
リブラはテンパるウサギ、ロシュは怒られたクマのようだ。
「ロシュは減給、神殿部は経費3割削減、以上」
執務室の椅子に座り、レグルスは冷笑しながらいい放った。
まるで、前々からそうしたかったみたいだけど気のせい?
突然の減俸にロシュとリブラは抗議したけど「いいかげんにしろ!」と怒鳴るガブリエラに睨まれ口を閉じた。
可哀想だけど、仕方ないよね。
独裁獅子王(社長)の言うことは絶対だもん。
そして、静かになった執務室で、私達は中断していたバートラムの件を詰めていくことにした。
ゆったりと歩みを進めるレグルスを待って扉を開けると、いきなりリブラとロシュが突っ込んで来た。
彼らは頭からレグルスの胸目掛けて突撃したけど、ヒラリと避けられてしまいそのまま床に倒れ込む。
執務室でバロンス達が冷ややかな目をしているのを見て、2人が何をしていたのかは容易に想像出来た。
「盗み聞きはダメですよ!」
私は床に縺れるように倒れ込んだ2人に怒鳴った。
「ち、違います!わ、私は止めようとしたんです!ですが、ロシュ将軍がー!」
「はぁ!?ノリノリで聞いてたじゃないか!!」
目の前でウサギ(リブラ)とクマ(ロシュ)のバトルが始まった。
どう見てもクマの方が強そうだけど、策士タイプのウサギの知力も侮れない。
わくわくしながら見つめていると、すっと背後に立ったレグルスに首を捕まれズルズルと執務室へと連行される。
リブラはテンパるウサギ、ロシュは怒られたクマのようだ。
「ロシュは減給、神殿部は経費3割削減、以上」
執務室の椅子に座り、レグルスは冷笑しながらいい放った。
まるで、前々からそうしたかったみたいだけど気のせい?
突然の減俸にロシュとリブラは抗議したけど「いいかげんにしろ!」と怒鳴るガブリエラに睨まれ口を閉じた。
可哀想だけど、仕方ないよね。
独裁獅子王(社長)の言うことは絶対だもん。
そして、静かになった執務室で、私達は中断していたバートラムの件を詰めていくことにした。