人生の続きを聖女として始めます
「レグルス様、聖女様は本当に国を救いに異世界からやってくるのでしょうか?」
「さぁな。だとしても、それは国の危機だろう?そんなことがない方が平和だよな?」
「そうですね……でも、会ってみたい気もします」
「ふぅん。オレは別に興味ないが」
彼は艶のある長い赤茶けた髪を鬱陶しそうにかき上げた。
「どうしてですか?きっと美しい方だと思いますよ?」
不思議そうに尋ねる私を、レグルス様の金の瞳がグッと覗きこむ。
「マデリンが一番美しいと思うからだよ」
「え、は?」
きょとんとした私を見て、レグルス様は豪快に笑った。
きゅん。と、胸の中で何かが弾けた。
それは、波紋のように広がって、大きくなって、体全体に行き渡るとカーッと熱くなる。
「レグルス様!からかわないで下さい!!」
「からかってない」
突然の真剣な声に、私はびっくりして彼を凝視した。
「からかうなんてことしない。ふざけているように見えたのは……オレも少し恥ずかしかったんだよ!」
「恥ずかしい??」
何が恥ずかしいというのだろう?
恥ずかしかったのは私の方だわ。
「あの、な。そりゃあ、告白なんて初めてだし……なんて言ったらいいものかわからないから」
「さっきのあれは、告白なんですか!?」
思わず大声を上げてしまった。
「言うなよ!叫ぶなよ!恥ずかしいだろうが」
「だってだって!告白ってあんなものでした?」
「………あんなものって……君、案外キツいな。新しい発見だ」
「あ、すみません。でも、告白って……愛してるとか、好きだとかでしょ?」
経験のない私にだってわかりますよ、そのくらい。
でも、自分で言っておいて激しく照れてしまい、頬が熱く赤くなっていく。
「愛してる」
「!?」
言ったそのままを返されて唖然とする私を、レグルス様はグイッと引き寄せ抱き締めた。
「さぁな。だとしても、それは国の危機だろう?そんなことがない方が平和だよな?」
「そうですね……でも、会ってみたい気もします」
「ふぅん。オレは別に興味ないが」
彼は艶のある長い赤茶けた髪を鬱陶しそうにかき上げた。
「どうしてですか?きっと美しい方だと思いますよ?」
不思議そうに尋ねる私を、レグルス様の金の瞳がグッと覗きこむ。
「マデリンが一番美しいと思うからだよ」
「え、は?」
きょとんとした私を見て、レグルス様は豪快に笑った。
きゅん。と、胸の中で何かが弾けた。
それは、波紋のように広がって、大きくなって、体全体に行き渡るとカーッと熱くなる。
「レグルス様!からかわないで下さい!!」
「からかってない」
突然の真剣な声に、私はびっくりして彼を凝視した。
「からかうなんてことしない。ふざけているように見えたのは……オレも少し恥ずかしかったんだよ!」
「恥ずかしい??」
何が恥ずかしいというのだろう?
恥ずかしかったのは私の方だわ。
「あの、な。そりゃあ、告白なんて初めてだし……なんて言ったらいいものかわからないから」
「さっきのあれは、告白なんですか!?」
思わず大声を上げてしまった。
「言うなよ!叫ぶなよ!恥ずかしいだろうが」
「だってだって!告白ってあんなものでした?」
「………あんなものって……君、案外キツいな。新しい発見だ」
「あ、すみません。でも、告白って……愛してるとか、好きだとかでしょ?」
経験のない私にだってわかりますよ、そのくらい。
でも、自分で言っておいて激しく照れてしまい、頬が熱く赤くなっていく。
「愛してる」
「!?」
言ったそのままを返されて唖然とする私を、レグルス様はグイッと引き寄せ抱き締めた。