人生の続きを聖女として始めます
「ありがとう、お母様。すごいな……僕は……今すごく……愛されてるって感じます。ずっと母親がいる子が羨ましかったけど、もう寂しくなんてない……」
「レーヴェ……」
私達のやり取りを見て、リブラはグスッと鼻を啜った。
エスコルピオはフイッと顔を背けていたけど、握った拳が少し震えている。
「良かった……あのね、私もレーヴェのお母さんになれるの嬉しいよ?出会って間もないのにおかしいかもしれないけどレーヴェのこと大好きなの」
「おかしくなんてありません!僕だって初めてお母様に会ったとき、体の奥の方が暖かくなったんです。それで、どうしてかはわからないけど涙が出そうになったんです!……男なので我慢しましたけどっ!」
背伸びをしながら訴えかけるレーヴェは、真剣な顔をしていた。
不思議ね……。
顔を覚えていなくても、姿形が変わっても、ハッキリと繋がっていることがわかるなんて。
「うぅ……ううっ。やめて下さい。私、泣きやすいんです。あ、ほら、エスコルピオ殿まで……」
遂にリブラの涙腺は崩壊し、エスコルピオは廊下の柱で顔を隠した。
「バカな!!泣いてないっ!!仮面の下が痒いんだ!!」
「いいえ、泣いてます。いいんですよ?泣きたいときには泣きましょうよ?」
「う、うるさいっ!泣いてないっーー!!」
そんな2人を見て、私とレーヴェはあははっと大声で笑った。
「レーヴェ……」
私達のやり取りを見て、リブラはグスッと鼻を啜った。
エスコルピオはフイッと顔を背けていたけど、握った拳が少し震えている。
「良かった……あのね、私もレーヴェのお母さんになれるの嬉しいよ?出会って間もないのにおかしいかもしれないけどレーヴェのこと大好きなの」
「おかしくなんてありません!僕だって初めてお母様に会ったとき、体の奥の方が暖かくなったんです。それで、どうしてかはわからないけど涙が出そうになったんです!……男なので我慢しましたけどっ!」
背伸びをしながら訴えかけるレーヴェは、真剣な顔をしていた。
不思議ね……。
顔を覚えていなくても、姿形が変わっても、ハッキリと繋がっていることがわかるなんて。
「うぅ……ううっ。やめて下さい。私、泣きやすいんです。あ、ほら、エスコルピオ殿まで……」
遂にリブラの涙腺は崩壊し、エスコルピオは廊下の柱で顔を隠した。
「バカな!!泣いてないっ!!仮面の下が痒いんだ!!」
「いいえ、泣いてます。いいんですよ?泣きたいときには泣きましょうよ?」
「う、うるさいっ!泣いてないっーー!!」
そんな2人を見て、私とレーヴェはあははっと大声で笑った。