ポルターガイスト~封じられた扉~
☆☆☆
それからあたしたちは先生を説得して、7人で桜さんの入居している老人ホームへ向かうことになった。
バスを乗り継いで30分くらいの丘の上にそのホームは建っていた。
「ここよ」
バスか下りて丘へ続く道を上がり切ったところで、先生が言った。
見上げると立派な3階建てのホームがそびえたっている。
【幸せホーム】と書かれた文字は最近塗り替えられたばかりのようで、広い芝生の庭もキチンと手入れがされている。
ホームを囲むようにして建てられている木製の柵を押し開けて入ると、ちょうど施設の方が表に出て来たところだった。
両手に黒いごみ袋を提げている体格のいい男性だ。
男性はあたしたちに気が付くと軽く会釈をして近づいて来た。
「なにかご用ですか?」
野太い声で男性が聞く。
「私、桜高校の者です」
先生はそう言い自分の名刺を渡した。
その瞬間男性の表情が和らぐのがわかった。
それからあたしたちは先生を説得して、7人で桜さんの入居している老人ホームへ向かうことになった。
バスを乗り継いで30分くらいの丘の上にそのホームは建っていた。
「ここよ」
バスか下りて丘へ続く道を上がり切ったところで、先生が言った。
見上げると立派な3階建てのホームがそびえたっている。
【幸せホーム】と書かれた文字は最近塗り替えられたばかりのようで、広い芝生の庭もキチンと手入れがされている。
ホームを囲むようにして建てられている木製の柵を押し開けて入ると、ちょうど施設の方が表に出て来たところだった。
両手に黒いごみ袋を提げている体格のいい男性だ。
男性はあたしたちに気が付くと軽く会釈をして近づいて来た。
「なにかご用ですか?」
野太い声で男性が聞く。
「私、桜高校の者です」
先生はそう言い自分の名刺を渡した。
その瞬間男性の表情が和らぐのがわかった。