ポルターガイスト~封じられた扉~
「ここの日記を読んでみろよ」
元浩にそう言われて日記帳へ視線を写す。
【亜香里ちゃんが利用していた部屋だけ取り壊すことができない】
そんな文章が真っ先に視界に入った。
【部屋を取り壊そうとすると必ずけが人や行方不明者がでる。
どうしたものか……。
このままでは学校を創る事が出来ない。
いっそ、亜香里ちゃんの部屋はそのままにしておいて……】
そこでインクが滲み、読めなくなってしまっていた。
でも、これだけでもう十分に理解できてしまった。
見取り図を見ても調理室の奥だけ真っ黒に塗られていたことを思い出す。
「まだ、あるんだ……」
杏美が小さな声で呟いた。
「あの学校に、亜香里ちゃんの部屋だけ、まだあるんだ……」
今度は全員に聞こえるよう、ハッキリとそう言ったのだった。
元浩にそう言われて日記帳へ視線を写す。
【亜香里ちゃんが利用していた部屋だけ取り壊すことができない】
そんな文章が真っ先に視界に入った。
【部屋を取り壊そうとすると必ずけが人や行方不明者がでる。
どうしたものか……。
このままでは学校を創る事が出来ない。
いっそ、亜香里ちゃんの部屋はそのままにしておいて……】
そこでインクが滲み、読めなくなってしまっていた。
でも、これだけでもう十分に理解できてしまった。
見取り図を見ても調理室の奥だけ真っ黒に塗られていたことを思い出す。
「まだ、あるんだ……」
杏美が小さな声で呟いた。
「あの学校に、亜香里ちゃんの部屋だけ、まだあるんだ……」
今度は全員に聞こえるよう、ハッキリとそう言ったのだった。