ポルターガイスト~封じられた扉~
「なにしてんのお前ら?」
そう声をかけてきたのは寺林広貴(テラバヤシ ヒロキ)だ。
あたしは広貴に声をかけられた瞬間、自分の頬がカッと赤くなるのを感じた。
「ちょっと……お菓子でも作ろうかなって思って」
しどろもどろに返事をして杏美と愛奈に視線で助けを求める。
しかし、2人とも入ってきた他2人の男子に視線を奪われてしまって、こっちに気が付いていない。
「なになに? クッキー?」
テーブル上のクッキーミックスに目ざとく気が付いたのは、町川元浩(マチカワ モトヒロ)
「え、あ……うん」
あたし以上にしどろもどろと返事をしたのは杏美だった。
元浩が近づいたことで杏美の顔は赤く染まっている。
「それより、どうしてここに……?」
顔を赤くしながらそう質問したのは愛奈だった。
愛奈の視線はさっきから宗永紀人(ムネナガ ノリト)へ向かっている。
3人とも、同じA組の生徒。
そして、あたしたちの好きな人だった。
そう声をかけてきたのは寺林広貴(テラバヤシ ヒロキ)だ。
あたしは広貴に声をかけられた瞬間、自分の頬がカッと赤くなるのを感じた。
「ちょっと……お菓子でも作ろうかなって思って」
しどろもどろに返事をして杏美と愛奈に視線で助けを求める。
しかし、2人とも入ってきた他2人の男子に視線を奪われてしまって、こっちに気が付いていない。
「なになに? クッキー?」
テーブル上のクッキーミックスに目ざとく気が付いたのは、町川元浩(マチカワ モトヒロ)
「え、あ……うん」
あたし以上にしどろもどろと返事をしたのは杏美だった。
元浩が近づいたことで杏美の顔は赤く染まっている。
「それより、どうしてここに……?」
顔を赤くしながらそう質問したのは愛奈だった。
愛奈の視線はさっきから宗永紀人(ムネナガ ノリト)へ向かっている。
3人とも、同じA組の生徒。
そして、あたしたちの好きな人だった。