ポルターガイスト~封じられた扉~
あたしはペンを持ち、白いノートに文字を綴る。
・調理室の壁にジュースがかかり、黒いシミが浮き上がって来た。
・そのシミを指先で触れると、壁が崩れてドアが出現。
・ドアの奥は亜香里ちゃんの部屋になっていて、スマホの電波は届かない。
今まで起こった出来事を、順番に書きだしていく。
「そうだ。壁が崩れたとき、あれだけ大きな音がしたのに誰も来てくれなかったんだよね……」
ブツブツと呟いて頭を悩ませる。
あの音は他の人には聞こえていなかったのかもしれない。
調理室の壁は元通りに直っていたし、壁が崩れるという現象を亜香里ちゃんが引き起こした可能性がある。
「ということは、壁のシミを見せたのも亜香里ちゃんなのかも」
あたしたちが壁にジュースをかけてしまったことは偶然だとしても、それがきっかけになってしまったのだろう。
・調理室の壁にジュースがかかり、黒いシミが浮き上がって来た。
・そのシミを指先で触れると、壁が崩れてドアが出現。
・ドアの奥は亜香里ちゃんの部屋になっていて、スマホの電波は届かない。
今まで起こった出来事を、順番に書きだしていく。
「そうだ。壁が崩れたとき、あれだけ大きな音がしたのに誰も来てくれなかったんだよね……」
ブツブツと呟いて頭を悩ませる。
あの音は他の人には聞こえていなかったのかもしれない。
調理室の壁は元通りに直っていたし、壁が崩れるという現象を亜香里ちゃんが引き起こした可能性がある。
「ということは、壁のシミを見せたのも亜香里ちゃんなのかも」
あたしたちが壁にジュースをかけてしまったことは偶然だとしても、それがきっかけになってしまったのだろう。