絶対離さないから。
「……!?」


私はガクッとひざをついて座り込む。


どういうこと?わたし、何かした?


したなら謝るよ?


なにか。


何かさらちゃんにとって、悪いことをしてしまったのかもしれない。


「お、お願い……!何かしたのなら謝るから……!
置いていかないで……!
友達でいさせてください!」


「なんで、あんたと友達にならないといけないの?」


私はさらちゃんを見ると、本当にそう心から思っているのだと分かった。
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