絶対離さないから。
「あ、の…………」


わーーー!やっぱりみられたよぅ!


覚悟してた。覚悟してたけど……やっぱり恥ずかしいよぉ〜!


私は俯いてぎゅっとめをつぶる。


すると、誰か女の子が私に声をかけてくれた。


「あ、柚木あまねさん?かな?」


「は、はい!」


「ふふふ、そんな緊張しなくていいよ。
柚木さんの席はあそこね」


その女の子の席は、1番後ろの右から二番目だった。
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