絶対離さないから。
わわっ、もう順番来てたんだ……!


私は急いで姿勢を正してお辞儀をする。


…………なんでお辞儀したのかはわからないけど。



私はしばらくそのままの姿勢だった。


なんでかって?


何を話せばいいのかわかんなかったから。


「あの……えっと……っ、その……」


私がワタワタして困り立てていた時。


「大丈夫だよー!落ち着いて、ハイ、深呼吸。スーーハーー。これで大丈夫。」
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