絶対離さないから。
って、そんなことしてる場合じゃな〜い!


「お、起きてください……!じ、自己紹介!」


「んー……めんどくさい……」


「え、えぇ……?」


私がもうどうしたらいいかわからなくなってしまった時。


「おい!起きろ!冬樹!」


「あぁ………もう。」


ずっと前の席の男の子がこの……ふゆき?くんを起こしてくれた。


凄い大きな声で。


耳がキーンとした。

だったら私、いらなかったんじゃ……って思ったけど。
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