絶対離さないから。
全員の自己紹介が終わったところで丁度授業が終わった。


あ。これ、ダメなやつ。


自己紹介後ってグループできるやつ。


と、いたって冷静な自分。


予想どおり誰にも話せないし話されかけなかった。


一ノ瀬くんの方を見ると、また寝ている。


「あー………どうしよう……」


私はボーとしていると、だれかが私の肩をポンポンと叩いた。


反射的に振り向くと、女の子がいた。


さっきの女の子。


えぇと、名前は確か……?
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