絶対離さないから。
わたしが返事とどうじにかるく微笑みかけると、ももえちゃんは少しだけ動揺した。


?……どうしたのかな?


結局わからないまま、はじめましての挨拶は終わった。


「ねぇ、あまねちゃんは引っ込み思案なのかな?てっ、あぁ、ごめんね?聞いちゃいけなかったかな?」


「う、ううん。だ、大丈夫。……うん、引っ込み思案かな……。あんまり友達いないし……。」


友達……というワードにズキッと胸が痛んだ。


さっさとさらちゃんのことは忘れよう……。
< 37 / 95 >

この作品をシェア

pagetop