絶対離さないから。
伝わったかな。


そしてわたしは、第一関門の扉のまえにいる。


教室の扉だ。


あぁぁぁぁ!これ開けたら、あいつが待ってるんだろうなぁ。


「お!原野!」


「うわ、最悪……」


「ちょっ、ひどくね⁈」


周りがドッと笑い声で広がる。


笑いとるつもりでいったんじゃないんだけどな。
< 48 / 95 >

この作品をシェア

pagetop