絶対離さないから。
あまねちゃんはどうすればいいかわからなくてオロオロしている。


「あの……えっと……その……、」


ちょっと声かけた方がいいかな?


「大丈夫!深呼吸しよう?ハイ、スーハー、スーハー。ね!頑張れ!」


あまねちゃんはなんとか持ち直せたらしく落ち着きをみせた。


「わ、わたしは柚木あまね、です。
よ、よろしくお願いします……」


それだけ言ってあまねちゃんは座ってしまった。


んー?引っ込み思案?人見知り?
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