絶対離さないから。
そして最後の人…………なはずなんだけど。


わー、すごい、こんな時に寝てる。


逆に尊敬するわ。


そんな男の子をあまねちゃんが起こそうとする。


「あ、あの…………」


ちょっと声、ちっちゃいな……。


これ、どうしよか。


あまねちゃんが苦戦していると、ずっと前の席にいた東堂が男の子を大声で呼んだ。


「おい!起きろ!冬樹!」


うるっさ!耳痛い!
< 58 / 95 >

この作品をシェア

pagetop