絶対離さないから。
もー、本当に寝てたんだね。


少しは話を聞いたらどうかな?多分無理だっていうだろうけどね。


「わたしは原野ももえ。」


「ふーん、あっそう」


今度はあまねちゃんに視線を移す。


「この子は?」


あまねちゃんも少し、呆れ顔になっていた。


「え……と、わたしは、柚木あまね……です」


「ふーん、あまねってどうやって書くの?」


あまねちゃんはまた質問が来たことにびっくりして目を見張った。
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