絶対離さないから。
私は目と耳を疑った。


さらちゃんはイライラしてそうに腕を組んでいる。


チッと舌打ちをしたさらちゃんは私にとって怖いと思う子になっていて。


「え、えと、さらちゃん?」


「この世に及んでまだわかりませんの?

私はあなた……柚木あまねが大嫌いですのよ。」


「な……!」


私を虫けらのように見る目。


な、なんで?今まで友達だったんじゃないの?
< 7 / 95 >

この作品をシェア

pagetop