絶対離さないから。
そして考えていたら心臓持たない。


だって、こんな近くに男の子の顔があるんだもん。


心臓が何個あっても無理、慣れません……!


ついに頭は限界をきてとうとう、一ノ瀬くんが望んでいるであろう答えを言ってしまった。


「わ、わかりました……!次からちゃんと目を合わせます!だから……」


「約束だよ?」


「は、はい、約束……」


「なら良いけど」


一ノ瀬くんは、やっとわたしを離してくれ、ほっとため息をつく。
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