絶対離さないから。

隣の家

わたしは一度、深呼吸をする。


ドキドキ鳴り響いている心臓を、なんとか抑えようとするけど、無理だ。


何せ、わたしの隣の席はあの男の子だ。


そして………家の隣も……。



わたしはガラッとドアを開けて席に着く。


ほっとため息をつくと、ちょうどいいところにももえが来た。


「あまね!おはよ〜!」


「うん、おはよう!ももえは朝から元気だね?」


「まぁねー!今日の星座ランキング2位だったし!」
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