絶対離さないから。
うーーーん…………と悩んでいると、しずかなわたしにとなりで歩いているももえちゃんが痺れを切らした。


「ああぁ、もう!きょうはどーしたの!?なんかずっとそらのうえだよ?」


「え………?」


そうかな?と振り返ってみると確かにずっと考え事ばかりしてたかも………。


「ご、ごめんね?親友なのに………」


「あーもう、そーゆー事じゃなくて!」


え、ちがうの?


とうとうわたしは首をかしげて聞いた。


「ほかに、なにかしちゃったかな?」


「あのねぇ………」
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