詩集の刺繍
自業自得
自分勝手に自分勝手が重なって
どんどん沈んで苦しくなって
無いものばっか目で追って
結局全てを手放して
そうやって今何が残るだろう

すかすかになった手のひらに
すくってはこぼれる私の感情
見る見るうちになくなってそこには何も残らない

そんな私が何を言えよう
私の言葉は透き通っていて
そのうち霞んで消えてしまいそうな程なのに

かける言葉もみあたらない



あの人を好きになったこの記憶全てを消せたなら
一度抱いたこの感情全てを消せたなら
待ってくれる人へと駆け寄れたのに
今の私じゃ






消えてしまいたい
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