スタンドバイミー


「だからこそ、だ。アイツを納得させることが出来たら、お前は堂々と生徒会役員として胸を張れるんだぜ?やらないのか??」



む、、そんなこと言われたら
「もちろん認めさせて見せます!!」



(チョロすぎる、、)


雅以外の全員が心の中で呟いた。



「頑張ってね~!俺は雅ちゃんと早く一緒に仕事したい~。」



あぁ、天使か、、自分のことを俺、って言ったのは気になったけど、そんなことどうでも良いくらいに可愛い。



思わず雅はその美少女を、抱き締めていた。



「、、えっ!?!?!?」



戸惑うのは抱きつかれているほうの美少女。
全身で雅の事を受け止めてはいるが、困惑した顔は隠せていない。



「可愛い。可愛すぎる。」


呟く雅に、ずっとその様子を固まって見ていた会長と四宮先輩は何やら理解した様子だった。



(これは、勘違いしてるな、、)



その勘違いを雅が知るのは、もっと先のことだった。


「そういえば、貴女のお名前は、、??」

ずっと美少女呼ばわりしていたことに気づき、雅は尋ねる。


「あぁ、俺の名前は、瑠季だよ。」


「ルイちゃん??」



その呼び名で今までの雅の行動を理解した瑠季。


(なるほど、俺のこと女だって思ってるんだ。まあ面倒だしこのままでいっか。彼女が生徒会に入ってから教えれば。)

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