スタンドバイミー


「四宮家次期当主の誕生日会招待券って、あの、四宮家のですか!?!」


「はい」


確か、政治家とか、有名な会社の社長とかがこぞって招待されているパーティーで、うちのクラスの結構な金持ちの子が、招待された、って朝騒いでいたやつだ。



「どうしてそんなものが!?!?招待されたの、勝手にあげたりして良いんですか!?」



「駄目です、普通に。」



「じゃあなんで、、」




「僕の名前、もしかして覚えてなかったりします??」



「え、っと、四宮秀先輩ですよね」


って、ん????四宮、、ってあの四宮家、!!?!?


私の理解した様子に、悪戯っぽく微笑む。



「僕は、招待する側ですから。」



まさか、四宮先輩が、あの四宮家の跡取りだったなんて。さすがに驚いた。



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