スタンドバイミー
じゃあどうするの、このまま諦めるの?
そう聞くめいに、私は考えこむ。
うーん、折角散々アピールして付き合えたし、まだ気持ちはケイくんに向いたまま。
正直言って諦めたくない。
じゃあどうするか。
ハッ、、、と私はあることに気づく。
「私が生徒会に、入れば良いんだ!!!!!!!!」
「、、、、、、。」
そう言うと、めいは黙りこんだ。
なにやら此方を、呆れたような、哀れむような風に見るのは止めてほしい。
、、、私が馬鹿みたいじゃないか。
でも、それしかないわね、と呟くと、めいは私の方に向いた。
そして、
「部活も同じじゃないし、クラスだって違う。確かに、接点をもつ為には生徒会に入るべきかもしれないわ。みやび、その為には、、、生徒会長と言う名のドSを倒すのよ!!!!」
そのままわたしの肩をガバッと掴む。
えっと、、生徒会長ってドSなの??、
そして何故それを知っているの??と困惑する私を無視して、なにやらスイッチの入っためいはぶつぶつ呟く。
「そういえば、この学校の生徒会長ってアイツだった。みやびにアイツを倒してもらえば、アイツだってもうあんな嫌がらせまがいなことしてこないかも。じゃあアイツは、、、」
なにやら危なそうな雰囲気が立ち込めているが、
アイツ=生徒会長=めいの知り合いということなのかもしれない。