ひかり
早くも打ち解けた私と花京。
2人でわいわい談笑していると、
ガラガラガラッ
また、生徒が入ってきた。
ちらっと目を向けると、思わず息を飲むほどかわいい、
男の子2人が…っ
「しゅ、俊…ここであってるよね…?」
「あ、多分……」
なんて可愛いんでしょう。
1人は、紫色の髪、1人は赤髪。
背は2人とも小さくて、(私よりは遥かに大きいけど)
男の子は、まだあんまり得意じゃない私だけど、この子達は、初めて会ったのに、弟みたいな空気感があって、自然と話しかけてしまった。
とにかく、顔がそっくり。
きっと一卵性の双子。
「おはよう!私は如月 美桜って言います。よろしくね!2人の名前聞いていいかな?座席表があるから、一緒に席探そう?」
「「あ、ありがとう!」」
…息ぴったり。
「「僕達の名前は、」」
「皇 俊(スメラギ シュン)、兄と、」
「羚(リョウ)弟です。」
「「よろしくお願いします!」」
…あぁ、母性本能がくすぐられる。
座席表を探すと、席が近い事がわかった。
席↓
|黒板|
│窓│ 花京 クラスメイト
│窓│ 美桜 ?
│窓│ 俊 羚
…花京っていうとってもいい友達とも、可愛いふたりの弟的癒しな存在とも席が近い神席。
あとは、私の隣にどういう人が来るのか楽しみ!!!
ガラギラガラッ
「席に着けぇえ!!!」