ひかり
群がる下っ端たちと談笑していると、あっという間に1時間。その後、ゲームしたり、漫画読んだり、グダグダ過ごす。気づくと、4時間も下っ端たちと遊んでいた。
いつもの倍以上遊んでご機嫌な私。でももうそろそろ上行かないとだよな…

「あっ!そろそろ上行かないと!また来るねー!」

そう言って、階段を駆け上がる。

「おにいちゃーん!」

勢いよくドアを開けると、静まり返っている幹部室。

「ど、どうしたの…?」

「美桜、こっち来い」

お兄ちゃんが怖い顔をして、わたしに言う。

やっば…。

小走りでお兄ちゃんの所へ行くと抱きしめられる。

「美桜…お兄ちゃん寂しかった…」

「ご、ごめんね、?」

「…寝る。」

私を抱き枕みたいに抱きしめてソファーに寝っ転がるお兄ちゃん。

「おやすみなさい」

お兄ちゃんの寝息が聞こえてくる…。
安心するお兄ちゃんの匂い。

私もウトウトしていると…

「「「はああああ」」」

3人が大きなため息。

「美桜、早く上あがってきてよねっ?連翔ずっとイライラして、不機嫌だったんだから!」

と、声を抑えながら訴えてくる飛羽磨。

「ほんと、仲良いよね2人、微笑ましいよ…」
と言いながらも、若干引き気味の大雅。

「…」
黙って、私たち2人に毛布をかけてくれる昇矢。

「ごめんね…ありがと…」

そういうのがやっとで夢の中に…
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