我等友情永久不滅!
「星野(ほしの)さん、どうぞ」

次の患者さんが呼ばれ、

「じゃあ、俺は廊下で待ってるから」

聞き慣れた声が聞こえる。
見ると、

「桃華…」

蒼生がいた。

「母さんの付き添いでさ」

少し照れたように、蒼生は笑う。

「桃華はなんで産婦人科(こんなところ)に…?」

少し距離を置きながらも、蒼生の隣に座る。

「あの…あのね」

わたしは蒼生に全てを話した。
すると、

「アイツ、マジ許さねぇ!」

ガタッと蒼生が勢いよく立ち上がる。
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