真 実
春樹と椿の甘く長い時間が
過ぎていく。
「もう‥‥‥‥‥むりっ‥‥‥‥」
「まだっ‥‥‥まだ‥‥だよっ‥‥‥」
春樹のどこにこんな体力が
あるのかわからない
と、椿は頭のどこかで考えていた
だが····考える力もなくなるほど
春樹に堪能されて‥‥‥‥
「やっ‥‥‥ふぅ‥‥‥ん‥‥‥‥」
「くっ‥‥‥‥はぁっ‥‥‥‥」
椿は、そのまま夢の中へ・・・・・
春樹は、ちとやり過ぎた
と、思っているが
椿相手に我慢ができるわけがない
椿を綺麗にして部屋着を着せ
自分も着ると
星樹の部屋に星樹を見に行き
眠っている星樹に
「愛してる。」
と、おでこにキスをして
寝室に戻り椿を抱き締めて
眠りにつく。
本当に、あの一年は地獄の
ようだった。
星樹がいたから・・いてくれたから
乗りきれた・・生きていけた。
自分の命より大切で大事な
椿を失い、見つけられずに
気が狂いそうだった。
今、この腕の中に元気な
椿を抱き締めることが
できていることに
この上ない喜びと感謝をしている。
「二度と離れない。愛してる、椿。」
と、椿をより胸の中に包みこむ。