君だけが良い
第1章

幸せだったあの日に

〜第1章〜幸せだったあの日に

「星、好きな人出来たらまず俺に教えろよ!」

「え〜なんで旬ちゃんに教えなくちゃならないのさぁ〜w」

「え?!、と、とにかく教えろよ!」

「えー分かったよ〜w」

俺、川添 旬は青野 星に恋をしています。

「旬ちゃーん、あの高校生カッコよくない?」

えっ?いや、星の趣味全く分からないんだよな、、
てか、半年ぐらい前に付き合い始めたやつどうなったんだよ?あいつは女好きだからやめた方が良かったのに。まぁ〜でも、俺なんも言えなかったし、告られてたの知らなかったし、なんで教えてくんないんだよ!

「おーい旬ちゃーん大丈夫ですかぁー?」

「あ、お、おう!高校生ね、別にフツーじゃない?」

「なんか顔死んでたよ?wそんなに私といるのやだったのかー」

「別にそんなんじゃ…てかさー、前に付き合い始めたり、りゅう?だったっけ?どうなったの?」

「あー、めっちゃ前じゃん。付き合って一週間で別れたよ、もう。私の黒歴史だから触れないで」

お〜よっしゃー!やっぱ俺が星の事を1番よく知ってるんだよなぁ!チャンス到来か?

「は?いっ、一週間?、な、なんで別れたの?」

「なんで、私あの人のこと別に好きじゃなかったし、押し切られて付き合った感ハンパないし、向こうもただ、彼女を横に置いときたい!ってだけだったし、もうこの話やめよ!ね!」

好きじゃないとか、星本命がいるのか?うーん、、
あんまり触れちゃいけない話だったのか。?

「う、うん。」



「星、好きな人出来たらまず俺に教えろよ!」

え、え?何急に?もしかしてやっと私の事好きになってくれた?いや、浮かれすぎか。

「え〜なんで旬ちゃんに教えなくちゃならないのさぁ〜w」

「え?!、と、とにかく教えろよ!」

は?何この反応?やっぱり脈アリなのぉー!
でも旬ちゃんだったら、私の好きな人聞いて煽りたいだけかも…うーん?、、
ま、とりあえず話そらすか!。

「えー分かったよ〜w」

「旬ちゃんーあの高校生かっこ〜」



「〜り、りゅうだっけ?どうなった〜…」

え?り、りゅう?今更なんで?てか知ってたの?
旬ちゃんに嫉妬してもらいたくて付き合ってみただけだって、言えるはずないじゃん!、、

「あー、めっちゃ前じゃん。…私の黒歴史だからふれないで」

あぁー、めっちゃキツく言っちゃったぁー、もう良いやー話、辞めさせよう。、



すれ違う二人の気持ちこの時どっちかが勇気を出して告白していたら、星と旬の未来は違ったのかもしれない。

幸せだった、あのいつも通りの日が来て欲しいんだ。
あの日あの時から私の身体はどんどん壊れかけていった。。
〜 第1章(完)〜
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