君が見ているその先は
「えっそれ初耳なんだけど、海斗君って顔もってのもあるけど優しいからみんなから好かれてるじゃん。」
そういうと凪は考える人のポーズを取る。しかもめっちゃ唸ってる。面白い。
「いや、んんんー、ああ、んんんん。そうじゃなくて、なんて言うんだろ。んん、優しいからって性格が良いわけじゃないんだよ。」
???どゆこと。
私、学力も理解力ないからよく分かんないや…。
まあでも、別にそんなに関わるつもりもないし、深く考えなくていいか。
眺めるだけで良いです。拝む。うん。
「ふぅん。まぁなんでもいいけど。闇がある海斗君。うん、なんかカッコいいじゃん。」
「ふはっなにそれ!もうだめだわあんた。海斗に異常なフィルターかかってるよ。」
いやそれは本当に認める。
でも本当恋とかじゃなくてあれは推しの感覚に近い。
なんて感傷に浸ってると肩をがしっと掴まれた。
「何々、なんの話ーー!?俺も混ぜて!!」
揺れる揺れる、ちょ、手加減、、、。