番外編 溺愛旦那様と甘くて危険な新婚生活を
☆☆☆
「ん…………」
花霞が体の怠さを感じて目を覚ます。
薄いカーテンから優しい光を感じ、もう朝なのだと花霞は目を擦りながら、瞼を開けた。少し体を動かしただけで、腰や脚が重くなっているのを感じた瞬間、昨夜の事情を思い出してしまう。
久しぶりの彼の感触に、花霞は自分から淫らに求めてしまい、そして椋に沢山求められた。それが嬉しくて、花霞は彼と肌を重ねる事に夢中になってしまった。昨日最後にキスを交わした時にはうっすらとカーテンが明るくなっていたのを花霞は思い出した。
「うぅ………恥ずかしいな………」
もう何度も彼とはそんな行為をしているのに、思い出すだけで恥ずかしくなってしまう。特に久しぶりであったし、自分から彼を欲してしまったとあれば尚更だった。
思い出しては、赤面してしまい、花霞はベットの中でバタバタと足を動かした。
「………くくくっ」
「…………えっ………」