若奥さまと、秘密のダーリン +ep2(7/26)
矢神は臆することなく、真行寺柊子について聞いてみたのである。
『似ているのは事実だ。そのこととあいつの契約結婚が関係しているかどうかは、あいつにしかわからない』
氷室仁はそう言っていた。
『柊子はいい女だよ。真行寺はバカだがいずれ落ち着くさ。多分な』とも。
『あんたも知っての通り夕翔は全てに優秀な奴だが、恋愛だけはお子ちゃまなのさ。子供の頃から女にモテ過ぎてワケわかんなくなったんだな。だけどこれだけは言える。夕翔はあの可愛い新妻を大切に思っている。どんな答えであれきちんと決着はつけるだろう。だから、もう少しだけ見守ってやってくれ』
そう言われたが、なにもせずにはいられなかった。それでソニオ弁護士事務所に来たのである。
「そんなに似ているんですか?」
佳織は首を傾げて聞いてくる。
「真行寺柊子の若い頃と、彼女と、両方を知る人物に聞いてみましたが、そう言えば似ていると」
『似ているのは事実だ。そのこととあいつの契約結婚が関係しているかどうかは、あいつにしかわからない』
氷室仁はそう言っていた。
『柊子はいい女だよ。真行寺はバカだがいずれ落ち着くさ。多分な』とも。
『あんたも知っての通り夕翔は全てに優秀な奴だが、恋愛だけはお子ちゃまなのさ。子供の頃から女にモテ過ぎてワケわかんなくなったんだな。だけどこれだけは言える。夕翔はあの可愛い新妻を大切に思っている。どんな答えであれきちんと決着はつけるだろう。だから、もう少しだけ見守ってやってくれ』
そう言われたが、なにもせずにはいられなかった。それでソニオ弁護士事務所に来たのである。
「そんなに似ているんですか?」
佳織は首を傾げて聞いてくる。
「真行寺柊子の若い頃と、彼女と、両方を知る人物に聞いてみましたが、そう言えば似ていると」