若奥さまと、秘密のダーリン +ep2(7/26)
佳織の他、応接室にいるのは月井夕翔、向葵、そして矢神の四人。
「おめでとうございます」
誰からともなく湧き起こった祝福の拍手に包まれる。
「ありがとう」
「ありがとうございます」
向葵は恥ずかしそうに肩をすくめた。
「少々お待ちくださいね。矢神さん、ちょっと手伝っていただけますか?」
「はいはい」
ふたりが出ていくと、応接室はふたりきりになった。
「明日向葵の両親にご挨拶にいって、三日後には僕の両親に会ってもらって。ちょっと忙しいね。今更だけど大学は休んで大丈夫?」
「大丈夫、特別な日だもの」
「そうか、よかった。父も母も向葵に会うのをとっても楽しみにしているよ」
「でも夕翔さん。本当にご両親は私との結婚に反対はしなかったの? 大丈夫だから正直に言って?」
何度聞いても夕翔は心配ないというばかりだが、どうしても素直に信用することはできなかった。
「おめでとうございます」
誰からともなく湧き起こった祝福の拍手に包まれる。
「ありがとう」
「ありがとうございます」
向葵は恥ずかしそうに肩をすくめた。
「少々お待ちくださいね。矢神さん、ちょっと手伝っていただけますか?」
「はいはい」
ふたりが出ていくと、応接室はふたりきりになった。
「明日向葵の両親にご挨拶にいって、三日後には僕の両親に会ってもらって。ちょっと忙しいね。今更だけど大学は休んで大丈夫?」
「大丈夫、特別な日だもの」
「そうか、よかった。父も母も向葵に会うのをとっても楽しみにしているよ」
「でも夕翔さん。本当にご両親は私との結婚に反対はしなかったの? 大丈夫だから正直に言って?」
何度聞いても夕翔は心配ないというばかりだが、どうしても素直に信用することはできなかった。