若奥さまと、秘密のダーリン +ep2(7/26)
夕翔はもともと契約の時から、入籍のことは両親には言ったほうがいいと言っていた。内緒のままでいいと言ったのは向葵なので彼のせいではない。なのに夕翔はとても重く感じているらしく、どうしても自分の口から言わせてほしいと言う。
そんなわけなので、電話で言ったのは会ってほしい人がいるということだけだ。
母にそれはお付き合いしている人か?と聞かれて、恋人だとは答えたけれど、よもや入籍済みとは想像もしていないだろう。
さぞかし驚くに違いないが、大丈夫――。
ちょっと叱られるかもしれないが、でも絶対に母は喜んでくれる。
だって彼は、とっても誠実で優しい人なのだから。
なにより向葵を愛してくれている。
「そういえば友達には言ったの?」
「うん。恋人だってね。いきなりはちょっと衝撃が大きいと思って。親友の夏梨だけには本当のことを言ったけど」
そんなわけなので、電話で言ったのは会ってほしい人がいるということだけだ。
母にそれはお付き合いしている人か?と聞かれて、恋人だとは答えたけれど、よもや入籍済みとは想像もしていないだろう。
さぞかし驚くに違いないが、大丈夫――。
ちょっと叱られるかもしれないが、でも絶対に母は喜んでくれる。
だって彼は、とっても誠実で優しい人なのだから。
なにより向葵を愛してくれている。
「そういえば友達には言ったの?」
「うん。恋人だってね。いきなりはちょっと衝撃が大きいと思って。親友の夏梨だけには本当のことを言ったけど」