若奥さまと、秘密のダーリン +ep2(7/26)
「愛しているよ」
「……ん」
くすぐったそうに、向葵はもぞもぞと動いて、薄っすらと瞼を上げた。
覗き込んで「おはよう」と、もう一度キスをする。
「……いま、なん、時?」
眠そうに向葵は目をこする。
「十時半」
起きなきゃ、とかなんとか言いながら重たそうに瞼を閉じてしまう。
久しぶりにゆっくりできる週末前とあって、飽きるほど抱こうというつもりがいつになっても飽きなくて。ついに音を上げた向葵が寝てしまったのは、既に朝と言ってもいい時間だった。
「思う存分、お休み」
そう言って頭をくしゃくしゃに撫でたが、
「……やだ、起きるぅ」
向葵は両手を伸ばして腕を絡めてくる。
クスクスと笑う可愛い唇を吸って、なだれ落ちるようにベッドに倒れ込んだ。
「きゃはは、やめて」
「やめない」
「起きるからぁ」
「だめ、起きる前に」
「いやぁだぁ」
なんだかんだとふざけあっているうちに、向葵のお腹がキュっと悲しげな声をあげた。
「……ん」
くすぐったそうに、向葵はもぞもぞと動いて、薄っすらと瞼を上げた。
覗き込んで「おはよう」と、もう一度キスをする。
「……いま、なん、時?」
眠そうに向葵は目をこする。
「十時半」
起きなきゃ、とかなんとか言いながら重たそうに瞼を閉じてしまう。
久しぶりにゆっくりできる週末前とあって、飽きるほど抱こうというつもりがいつになっても飽きなくて。ついに音を上げた向葵が寝てしまったのは、既に朝と言ってもいい時間だった。
「思う存分、お休み」
そう言って頭をくしゃくしゃに撫でたが、
「……やだ、起きるぅ」
向葵は両手を伸ばして腕を絡めてくる。
クスクスと笑う可愛い唇を吸って、なだれ落ちるようにベッドに倒れ込んだ。
「きゃはは、やめて」
「やめない」
「起きるからぁ」
「だめ、起きる前に」
「いやぁだぁ」
なんだかんだとふざけあっているうちに、向葵のお腹がキュっと悲しげな声をあげた。