愛さずにはいられない
それでも仁と奈央の付き合いは長い。すぐにそれは仁の嘘だと奈央は気づいた。
「ありがとう。」
「・・・違うって。」
まだ否定する仁に奈央はまっすぐな視線を送る。
「うんん。旅行のことだけじゃない。カメラのことだけじゃない。たくさんたくさんありがとう。いっぱいいっぱいありがとう。」
「奈央」
「どうしよう。私一応編集者してるのに言葉が見当たらない。」
「・・・」
「こんなに誰かに感謝したことなかったから」
そう言って奈央が微笑むと仁は思わず奈央を抱きしめた。
「十分だよ。伝わってる。」
仁の言葉に奈央はその背中に手をまわし、仁の胸にぴったりと寄り添った。
そしてどちらともなく体をそっと話して口づけを交わす。
その夜、二人ははじめて抱き合い、体を重ねた・・・。
「ありがとう。」
「・・・違うって。」
まだ否定する仁に奈央はまっすぐな視線を送る。
「うんん。旅行のことだけじゃない。カメラのことだけじゃない。たくさんたくさんありがとう。いっぱいいっぱいありがとう。」
「奈央」
「どうしよう。私一応編集者してるのに言葉が見当たらない。」
「・・・」
「こんなに誰かに感謝したことなかったから」
そう言って奈央が微笑むと仁は思わず奈央を抱きしめた。
「十分だよ。伝わってる。」
仁の言葉に奈央はその背中に手をまわし、仁の胸にぴったりと寄り添った。
そしてどちらともなく体をそっと話して口づけを交わす。
その夜、二人ははじめて抱き合い、体を重ねた・・・。