愛さずにはいられない
奈央は仁と一緒にベッドに入り目を閉じる前に絃に心の中で話しかけた。



生きているときに見つけられなかったことを少し後悔しながら、それでもちゃんと見つけることができたのは絃のおかげだと心から感謝した。

そして、その夢を口にすることができたのも、夢に向かって歩みたいと決心できたのも仁が隣にいてくれるからだ。


奈央は幸せな気持ちのまま眠りについた。
< 202 / 297 >

この作品をシェア

pagetop