オレ様のシモベ



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「ふみ、今日の朝飯は何だ?」


毎朝、零ちゃんと一緒に登校する。

零ちゃんは朝に弱くてなかなか起きられないからわたしが零ちゃんを部屋に起こしに行く。

眠そうにしてる零ちゃんに朝ごはんを用意するのもわたしの役目だった。


「今日は布海苔とお豆腐の味噌汁に、えっと鮭の塩焼きときんぴらゴボウに、えっと…」


零ちゃんはテーブルについてイスに座るとボサボサの頭で無言で食べ始めた。

お茶を出すと全部残さずに食べ終えてから、「美味かった」と啜って立ち上がった。


「ふみ、今日のオレの弁当にきんびら入れとけよな」


オレ様な零ちゃんは顔を洗うと制服に着替える。


「着替えるから手伝え」


上半身裸の零ちゃんを見ると顔が熱くなってドキドキが止まらない。

シャツを羽織ってネクタイを結ぶと顔と顔の距離が縮まって10センチ…

もう心臓が壊れそう。



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